2/16 ブイブイ言わせることに失敗した経済特区、広東省汕头市を回りました。(大阪→汕头)
早朝から関空へ行って友達と落ち合い、飛行機で汕头市へ向かいます。テロ対策を強化しているのか出国審査が混んでいます。飛行機では目的地まで4時間掛かりました。初めての中国の南方への旅です。
汕头市は華僑を多く輩出してきた海辺の都市です。海外でお金を稼いで帰ってきた華僑の子孫が、地元に錦を飾るために建てたヨーロッパの香りがする石造りの建物が残っています。
後には深圳などと同様に80年代初めに経済開放された都市でもあります。中華人民共和国の5大経済特区の1つに数え上げられています。そうであるものの、正直あまり発展していません。失敗したんでしょうけど、何が悪かったんでしょう。
ホテルの近くて食べたご飯は、素朴な味がして美味しかったです。これが南方の味なんですかね。
華僑の子孫が建てた建物が立ち並ぶエリアは老街と呼ばれています。どの建物ももうボロボロで、崩れかかっていたり床が抜けたりして立ち入り禁止にされている建物も数多く見られます。もったいないですし、非常に危ないです。電線も碍子引きで張られていたりして、九龍城のような雰囲気も漂っています。ただ人は住んでいるみたいで、かなりの人通りを見かけました。
近くには新しいマンションと建設用のクレーンが立ち並び、古い市街をどんどん壊して新しくしていっているみたいです。
この街並みを見れるのももう数年でしょう。まぁここに住んでいる人からしても、こんなボロボロで崩れかけの建物に住むよりも新しいマンションで暮らした方がよいでしょうし、仕方のないことなのかもしれません。
人民広場の前からは船で向こう岸に渡れたので、渡ってみました。運賃は1元です。地元民しか載っていませんでした。船の上から見える橋や新しいマンション群などがきれいで、みんな写真を撮っていました。
明日は経済開放で最も発展した街、深圳へ行きます。