西日暮里 スナック「めぐみ」ママの酔っぱらい日記

大自然のエナジーを感じるナチュラルな私

5/28 夢

最近続き物で見てる夢を見たので。

盗賊の一団として貧民街の家の中にある地下へ続く石畳の階段を下っていく。2階分下がる。空色の本棚みたいな奥行きの浅い棚にマトリョーシカが並んでて、隊長がその内の一つを上へ上げると棚がドアになって開く。中の部屋は、壁一面もその真中の仕切りも全部棚になっている部屋で、そこには人形用の服とか人間用の服とかがショーケースみたいに並んでる。その貧民街は川の崖の淵に立地してたみたいで、普通に階段から降りて向かって右側にブラインドがあった。棚の中にモニタがあって、物語を流してる。

ある貧民の家族が、生活の貧困でどうしてもその美しい娘を売らなければならなかった。彼女は召使として雇われる約束だった。しかし、彼女を買った富豪は彼女を自動人形に改造してしまった。屋敷の坊ちゃまは、美しい声を出す人形が手に入ったと喜ぶが、実はそれは人間から作られたものだったことにある日気付く。しかし、その美しさに魅入られていた彼は、洋服などを買い、その人形を愛でることを止めなかった。夜、棚に並べられたその人形は涙を流していた……

この貧民街へ辿り着く前に通ってきた砂漠の中のある貧しい家で、我々盗賊はそのおじいさんに頼まれて枯れた井戸に潜りもう少し掘って水が出るようにした。そこで水を得ることで旅を続けることができた。しかし、ふとした一瞬・目の端で、井戸を掘るのを傍で三角座りをしながら眺めている主人を見ると、彼は赤い刺繍の入ったフードをかぶった骸骨に写る。彼らは娘を売ったのだが極貧生活から抜けだせず、金も食料もないまま死んでしまっていたのだ。あっ そういえば、隊長も一瞬骸骨に見えたので、我々ももしかしたらみんな死んでいて、死んでいるまま旅を続けているのかもしれない。

我々が目的にするその少女の人形はその棚からは既に持ちだされた後だった。メンバーの一人の若い元気ハツラツな女の子が、陰気臭いと言ってブラインドを開けた。すると、その空になったスペースの横にならんであるこれもまた等身大の人形が、乾いた空気が入ってくると身体が傷むからヤメテオクレと涙を流す。彼女もまた人形にされた人間だったのだが、元の持ち主にあきられて子供のおもちゃになり、爆竹やネズミ捕りなどで遊ばれ身体が損傷していた。窓を開けたメンバーは、他人の家の物品が傷もうがどうなろうが知るかい、僕らは盗賊だぞ? ジメジメした空気のほうが気色悪いわ。と鼻を鳴らした。

そして、一つ階段を上がった地下一階へ、我々は上がっていく……